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京都京北にある丹波マンガン記念館に行きました。
記念館の概要はこちらのサイトへ。一言でいうならば丹波地域のマンガンの産業を支えた朝鮮人や被差別部落の人々の歴史を見ることができる、そしてその全体像を後世に伝えようとする記念館です。
以前から存在は知っていましたがなかなかいく機会に恵まれませんでした。つい先日、京都新聞に閉館の危機にあるという記事が出ました。それを見てこれは行かなければと思ったのでした。
京都市内から車で約45分、周山を越えしばらく行った国道162号線から少し横道に入ったところにあります。坑道の中を歩く事ができ、そして外の遊歩道からも旧坑が見れるという非常に貴重な記念館です。ここからは写真を中心に見て行きましょう。
マネキンが我々を迎える
到着時、客は私一人のようです。係りの方が展示物がある建物の鍵を開けていました。敷地内にはたまに切れてしまう場内アナウンスがエンドレスで流れています。BGMは平原綾香の「Jupiter」のようなⅣ→Ⅴ→Ⅰという壮大な感じのメロディ。最後はⅡのMm7か?
坑道の入り口でもマネキンが我々を迎える
坑内はとても涼しく、天井から常に水滴が滴っています。鍾乳洞のようです。水の流れる音も聞こえます。あとで気づいたのですが、入抗の際ヘルメットの着用を忘れてしまいました。
坑内でもマネキンが我々を迎える
かなり奥まであります。当時の採掘の様子がマネキンを使って忠実に再現されています。またチャートなど岩の説明もあります。
マネキンに作業の再現の力を感じる
約20分ほどで回る事が出来ました。展示物を見た後、旧抗めぐりの散策道へ向います。
旧坑鉱めぐりはちょっとしたハイキング気分
途中、高嶺格氏の作品が旧抗内に展示されていました。そこへは懐中電灯を持って入ります。照明がない博物館といえますでしょうか、いままでにそういうものは見たことがありません。これが芸術なのですね。
まさしく旧抗
こちらも約30分ほどで下山できます。一時凝っていた古墳めぐりを思い出しました。
明朝体の説明書きが歴史の重さを物語る
帰りに売店でここのマンガンの原材料の一部とした湯のみを買いました。当然手焼きなので世界に一つしかない湯のみです。これはうれしい、値打ちものを手に入れました。
すでにあるだけしか販売していない
こちらの売店の方としばしいろいろなお話をさせていただきました。ふと見つけたのが、この売店に貼られていた名刺の数々。そこに、なんと私が中学時代に習った理科の教師の名前の名刺を見つけました。聞くとよく最近も生徒をつれてこの記念館に来ているとの事。これも何か縁を感じます。
先述の湯のみについて、もうあるだけの販売のみ。マンガンはもう採れないのですか?と聞くと
「取れない事はないけれども、大変な作業だし、じん肺も出るし、私の夫もじん肺で亡くなったし…」
私はその言葉を聞いて、なんとしてでもこの記念館を残して欲しい、と思いました。またそうであって欲しいのです。
また時間があれば行きたいと思いつつ、記念館を後にしました。帰りは妙に家まで早く感じました。
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